自由奔放な国で自由を守る戦いと日本のモラルを強いる攻防戦

企業が作成する多くのブログは宣伝の為かもしれない。

でも、ブログを書く以上は誰かに読んでもらいたい。

宣伝じゃ、読む気も失せる。

それに、このブログは日本語学校のブログなんだけど、日本語で書いてある。

生徒さんであるフィリピン人が読む事は無い。

フィリピンの日本語学校に興味がある日本人の方が読む事になるはず。

フィリピンの日本語学校なんて、普通の日本人は興味が無いから、日本にある企業の外国人実習生を受け入れてる・受け入れたいと考えている人が見る事になる。

ブログを見るくらいだから、実際のところどうなの?

っていう部分が知りたいわけで、そういった部分を赤裸々にLIVE感たっぷりに記していこうと思う。

なぜなら、私はフィリピンが好きで、フィリピン人が好き。

間違った認識の企業さんでは、フィリピン人研修生を働かせたくない。

それと同時に私は日本人だから、フィリピン人を受け入れてあげようと思う企業さんに、フィリピン人を入れた事でガッカリさせる思いをさせたくもない。

フィリピンという国からしてみれば高価な報酬となる給与や、各業界の技術やノウハウと引き換えに、日本人と同等以上の働きをフィリピン人にはしてほしい。

そして、日本の企業さんには、日本人とフィリピン人を同じ土俵の上で勝負させて頂き、公正なチャンスや評価を頂けたら、すごくありがたいなと希望している。

そんな思いから、学校の恥部を晒す事もいとわず、誠実に書いていきたいです。

まず、ここでは日本の言語を教えています。

その国で使う言葉は、その国の文化だったりします。

当然ながら、日本とフィリピンでは、文化が違います。

だから、日本とフィリピンでは、言語が違います。

日本には存在するけど、他国には存在しない言葉があって、それは翻訳しづらい言葉であったりします。

代表的な日本にあって、他国には存在しない言葉が「いただきます」や「ごちそうさま」

命を頂いているという意味であったり、その生産者に感謝する意味であったり、料理してくれる人であったり、食に関わる全ての人に感謝を表す日本独特の食のマナーです。

フィリピンではどうかと言うと、厳しめのクリスチャンだと、家族みんなが揃って、お祈りを捧げてアーメンと言ってから、皆で食事を始めたり、話しながらの食事をバッドマナーとする家庭も無くはないです。

だけど、多くの家庭では、皆が揃って食べたりせずに、自分の食べたい時に食べたり、片膝立てながら食事をするのも、珍しくない光景だったりします。

当然ながら「いただきます」や「ごちそうさま」的な言葉をつぶやく事は無いです。

私に多くの国の知識があるわけでは無いですが、フィリピンだけで無く、多くの国にはそういう習慣がありません。

だから、日本の「いただきます」「ごちそうさま」は特殊なんです。

フィリピンにもフィリピンを感じさせる表現方法があったりします。

世界中に出稼ぎ労働者を派遣しているフィリピンでは、離れ離れとなる事が多いからなのか、英語で言うところのI miss you(寂しい・会いたい)的な表現が豊富です。

例えば、相手が離れた所にいて愛しく思う場合

Namimiss kita (ナミミス キタ)

自分が相手から離れていく場合

Mamimiss kita(マミミス キタ)

他にもmamisu kita、miss na miss kitaなど、場面によって、数多くの I miss youを使い分けます。

タガログ語講座みたいになってしまいましたが、言いたい事は、言葉は文化という事。

そして、私達の学校は、日本語を教えている学校なので、日本の文化を教えているという事になります。

日本で日本の文化を教える事は比較的容易です。

なぜなら、多くの人間がその様にしていれば、誰もが同じ様にするものだと感覚的に理解できます。

日本で食事をする際に、皆が「いただきます」と言っていれば、意味など分からなくても、食事をする際に唱える呪文なのだと理解出来るからです。

でも、私達の学校はフィリピンにあります。

日本語の学校であっても、多くのスタッフにフィリピン人がいます。

フィリピンにある学校で、たくさんのフィリピン人がいれば、多くの常識やルールはフィリピンのままです。

日本でカルチャーショックを受けずにスンナリと日本に溶け込み、即戦力として働いてもらうには、日本のルールを教えなければならないのです。

言語ツールとして日本語だけを教えるのが私達の仕事ならば、もしかしたら時間を短く出来るのかもしれません。

日本の文化を教えずにフィリピン人を日本に飛ばした場合、例えば食事の場面。

皆が揃う前に食べ始める者がいたり、せっかく作ってくれた料理が冷めるまで放っておく者もいると思います。

自分の分とよそわれていても、嫌いな食材を他人の食器に入れてみたり、逆に勝手に好きなものを取る者もいると思います。

クシャクシャと音を立てながら食べ、人によっては食事中に口を大きく開けて笑ったり、歌を歌いだす者だっていると思います。

食べた後の食器は片付けもせず、幼稚園生が食べた後の汚い状態のまま立ち去ります。

嫌いなものには一切手をつけず残して、食べれるものが無かったと言い訳をしながら仕事中に腹が減って動けないので帰っても良いか? などと平然と主張します。

もちろん、食事をご馳走してくれた人に「ごちそうさま」の一言を言う事も無く、当然の顔でいたりします。

ハッキリ言って、日本人の多くが大嫌いなタイプの最悪の人間が送り込まれる事になります。

もちろん、フィリピン人側は、日本の常識やルールを知らないのですから、怒られたとしても意味が分かりません。

意味が分からずに怒られれば不満を抱く事になるでしょう。

日本側もフィリピン人を嫌い、フィリピン人側も日本を嫌う事になるのです。

そういった細かい部分を少しづつ矯正していき、日本の文化を覚えてもらいながら、日本語を習得してもらうのです。

それをフィリピンで徹底させるのは、簡単ではありません。

日本人チームとフィリピン人チームの戦争が日々行われているんです。

例えば、フィリピン人はお腹が空いているという人がいれば、お腹が空いている人を可愛そうと思うエモーションが動き出します。

腹が減っている人がいれば、仕事よりも、勉強よりも、食べる事が最優先となる文化なのです。

ですから、フィリピンの公的機関であっても、客を待たせてペラペラ無駄話をしながら食事やオヤツを食べる風景が見れたりします。

その国に住んでいる人に、まだ日本にも行っていないのに、授業中にモグモグしちゃダメだと言われても理解不能なのです。

授業が9時から開始するのに、授業時間に生徒がおらず、生徒を探しに行くと、時間を過ぎているのに、教室に現れずにカップラーメンにお湯を注いでいたりします。

爽やかな笑顔で

先生おはようございます!

一緒にゴハンを食べましょう!

とお食事に誘ってくれるのです。

日本では、時間前までに準備を済ませないとダメなんだと教えます。

ハイ センセイ、ココハ フィリピン デス

と悪びれる事なく、爽やかに返事が返ってきます。

ちゃんと午前9時に教室の席に座っている子もいます。

ラーメンを食べる子のせいで、授業開始が遅れます。

でも、待ってる側も、待たせてる側も、何も思いません。

もう、授業開始だから、あとで食べなさいとやろうものなら、待たされている生徒さえも一致団結して、食べさせないのは可哀想だ! と戦争が始まります。

フィリピンで日本の文化を教えるのは簡単では無いのです。

でも、教えなければ、生徒は日本に行ってから、異国で言葉もままならないままに孤立して嫌われる事になります。

本人は理解できないままにです。

そして人材を確保したい企業さんも、仕事ではない部分から教えるところからスタートして、ようやく日本の生活に慣れて仕事を覚えたところで研修生が帰国する時期になってしまいます。

少なからず給料などを支払っているのにです。

そんな、不幸を生み出したくないから、フィリピンでフィリピン人と毎日戦争をしています。

フィリピン人は、忍耐強く、勤勉です。

ただ、日本の文化を知らなければ、大きく日本人に誤解されてしまうと思います。

日本の企業さん、フィリピン人の研修生、両者にとってウインウインの関係を築きたい。

そんな思いから生まれる、色々な出来事を綴る事で、日本の方達にも、少しでもフィリピンの文化を理解してもらえたら嬉しいです。

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